42年ぶりの岐阜県の新酒米「酔むすび」-お披露目イベント参加

おとなの食育

行ってきました!!

一応、唎酒師(ききざけし)の私。。。。。。。

42年ぶりに岐阜県開発の酒米「酔むすび」の新酒お披露目|NHK 岐阜県のニュース
【NHK】岐阜県が42年ぶりに開発した酒米、「酔むすび」を使った新酒が完成し、21日、岐阜市でお披露目されました。お披露目されたのは、県の研究所…
9つの蔵が参加したようです。

酒米とは酒造り専用のお米のこと。※これをご飯として食べると…お世辞にも美味しいとは言い難いようです。。。。。※

日本では「山田錦」「五百万石」「美山錦」この三つで流通の6-7割を締めます。

そもそも日本酒は伝統的に地産地消の産業ではなく(意外でしたか?)

良質な酒米を他県から持ち込んで、杜氏の腕勝負の産業でした。

ただ最近は自県で酒米を生産したり、今回のように新酒米に着手する方向にシフトしています。

日本酒は国内では下降、海外では上昇(インバウンドも含めて)

の業界なのでそのあたりが今回の開発の理由の一つなのでしょうね。。。

県知事も応援に。農家や酒蔵の皆さん。研究所の方にもスポットを!
こんな施設があるんですね。。。。。さぞ、今日を迎えるまで大変だったことでしょう。。。。

今回の酒米「酔むすび」は心白が小さいことが特徴。

日本酒は酒米を削ってつくるので、(梅干しで例えると、種の部分を使うイメージでしょうか)

小さいと削りやすい=大吟醸向き(大吟醸は沢山削ります)

という理屈のようです。山田錦は逆に心白が大きいから、日本酒造りに向くと言われています。

うーん。生産量に差がでて、どうしても高額な価格設定になりそうな。

目ぼしいほとんどのTV取材が来てました。僕もドデスカの取材を受けました(しどろもどろ)

いよいよ試飲です!!わくわく(^^♪

県内の小売店、飲食店でもよく見る「小左衛門」さん。ワインっぽい仕上がりを目指したとのこと。吟醸香は控えめ。切れがあってたんぱくな味わい。想像よりアルコール感もあって、ワインっぽい?自分が飲んできた日本酒と比較すると、そうでもないような。。美味しいです。ただ真価が問われる大吟醸が飲みたかったな苦笑。コスト的に難しのかな?
これを飲んでるとき、元気な女性に話しかけられました「水が違うんだよ!水が!分かる!?」結構、わづらわしい苦笑。この日本酒も先ほどの小左衛門さんに傾向は似てるかも。軽快でくせがなく、食中酒向き。若葉の名前通りの印象です。
この酒蔵さん、ごめんなさい。。。。。全然知りませんでした。。でも、この日本酒、素晴らしかったです!ねっとりとした口当たり。軽快かつ甘く繊細な味わい。これぞ大吟醸!!思わず価格を聞いちゃいました。3000円強とのこと。ですよねー。精米歩合が40ぱーでこの味わいなら妥当なところかと思います。あとで調べたら、「酔むすび」用にこの「穂花」というブランドを立ち上げたようです。この気迫!!

日本酒は品評会で評価されやすい、

YK35

という伝説?法則があります。

Y→酒米を山田錦を使用する

K→9号酵母を使用する。

35→精米歩合35%

酔むすびが山田錦に匹敵する酒米になることを切に願っています。

ここがスタートライン!ロマンがありますね。。。。。

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