岡根谷 実里
筆者は、僕が【お話してみたい人】にリストアップされている方の一人です。
世界の台所探検家。
を自称しており、世界中を飛び回り、食を通じて世界の日常を切り取り紹介してくれます。
この本も多数ある筆者の書籍の中の一つです。
レシピ本としても、写真集としても、紀行文としても、楽しめ、知的探求心をくすぐります。
ひとつのことを深掘りする楽しさではなく、ぱーーっと視野が広くなるそんな本となっています。
「世界にはいろんな暮らしがあり、誰もが何かを食べて生きています。
その食が生み出される「台所」に惹きつけられるように始まった私の台所探検
ー中略ー
日常の食から、暮らしや社会背景までもが見えてくる面白さへと関心が深まっていきました。
「台所は社会を知る窓だ」という思いが強くなったのです。-本書より抜粋
益々グローバル化がすすみ、多様性の尊重が求められる昨今。
本書は、高―――――いハードルに感じる
【多様性の尊重】
をなんとなく、身近に感じさせてくれるような。
そんな気がします。
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